動画が止まる、Zoomが途切れる、夜だけ遅い——J:COMが遅いと感じたら、体感ではなくデータで切り分けて、効く順に直していきましょう。本記事は「測る → 直す → 見極める → 決める」の一直線フローで迷いをゼロにします。
- 測る:有線→5GHz→2.4GHzで昼夜に実測、宅内か回線かを判断
- 直す:置き方/5GHz固定/配線ギガ化/ファーム更新/メッシュ化
- 見極め:障害・地域混雑なら“待つ”が正解(大改変はしない)
- 決める:恒常的なら回線レイヤー(J:COM光/他社)を比較
夜だけ激遅。設定をいじれば直る?
まず夜に有線で計測。そこも遅ければ回線側が濃厚。障害中は大きな設定変更は避け、復旧後に検証しよう。
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【STEP1】J:COMの速度をチェック(測る)

📌 1-1 正しい測定順序(誤診を防ぐ)
- 有線で計測:PCをモデム/ルーターへLAN直結(Wi-Fi誤差を排除)。
- Wi-Fi 5GHzで計測:SSIDを2.4GHzと分離し、5GHzのネット名に接続。
- Wi-Fi 2.4GHzで計測:壁越えは強いが干渉に弱い帯域。比較用に計測。
- 時間帯比較:昼(12–15時)と夜(21–24時)で各1回ずつ。可能なら各3回平均。
無料速度ツール(どれかでOK)
- FAST.com(Netflix公式)
- Googleで「インターネット速度テスト」と検索→[速度テストを実行]
- Speedtest by Ookla
- みんなのネット回線速度
📌 1-2 判定早見表(どこが遅い?)
| 症状 | 判断 | 次の一手 |
|---|---|---|
| 有線は速い/Wi-Fiだけ遅い | 宅内無線(設置・干渉・規格) | STEP2(宅内対策) |
| 昼は速い/夜だけ有線も遅い | 回線混雑 or 障害の可能性 | STEP3(障害見極め) |
| 常時どれも遅い(有線含む) | 機器劣化・配線100Mbps化・回線問題 | LANギガ化→再計測/見極め |
📌 1-3 用途別の快適目安(下り)
| 用途 | 目安速度 | 補足 |
|---|---|---|
| Web/メール | 5〜10Mbps | 体感は遅延(Ping)の影響も受ける |
| HD動画(720p/1080p) | 10〜20Mbps | 家族同時視聴で余裕を持つ |
| 4K動画/多人数会議 | 30Mbps以上 | 上り10Mbps/低Pingだと安定 |
| 大容量DL/クラウド同期 | 100Mbps以上 | 配線のギガ統一が効く |
📌 1-4 記録テンプレ(コピペ用)
| 日付 | 時間帯 | 接続(有線/5GHz/2.4GHz) | 下り | 上り | Ping | メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025/10/01 | 21:00 | 有線 | — Mbps | — Mbps | — ms | 初回夜間計測 |
| 2025/10/01 | 21:05 | 5GHz | — Mbps | — Mbps | — ms | リビング |
| 2025/10/01 | 21:10 | 2.4GHz | — Mbps | — Mbps | — ms | 書斎 |
読み解き:“有線は速い/無線だけ遅い”→宅内無線が原因。“夜だけ有線も落ちる”→回線混雑や障害の可能性。
マリ有線は速いのに、Wi-Fiだけ部屋でムラがある…
ジュンまず置き方・5GHz固定・LANギガ統一から。詳しくは次章の宅内対策へ。
▶ 次へ:宅内の即効対策(置き方/5GHz/メッシュ/配線)
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【STEP2】今すぐ効く宅内対策(置き方/5GHz固定/LAN統一/ファーム更新/メッシュ)

先に結論:「置き方→5GHz固定→LANギガ化→ファーム更新→メッシュ」の順で1つずつ実施。毎手順後に速度を再計測し、効いた手だけ残す。
📌 2-1 置き方(まずココだけで体感が変わる)
- 家の中央・胸より上の高さに設置(床置き/隅はNG)。
- 金属棚・水槽・電子レンジ・分電盤から離す(反射/干渉)。
- 密閉棚に入れない(放熱/電波減衰)。
効果チェック:置き直して5分後に再計測(有線→5GHz→2.4GHz)。
📌 2-2 5GHz固定(SSID分離がカギ)
- ルーター管理画面でSSIDを「2.4GHz」「5GHz」別名にする。
- PC/TV/会議端末/ゲーム機は5GHzに固定(高速・低遅延)。
- IoTや古い端末は2.4GHzへ(遠距離に強い)。
注意:オート(バンドステアリング)で不安定な家は、手動固定が安定しやすい。
📌 2-3 LANを「ギガビット」に統一(100Mbpsの混在を排除)
| 項目 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| LANケーブル | Cat6以上(推奨6A) | 1Gbps超の帯域を安定確保 |
| スイッチングハブ | 1000BASE-T(全ポート) | どこか1箇所でも100Mbpsだと全体の頭打ち |
| ルーター有線ポート | GbE対応を使用 | モデム~ルーター~端末まで全区間をギガ化 |
📌 2-4 ファーム更新→必要なら初期化
- 管理画面で最新ファームへ更新。
- 改善が無ければ設定のバックアップ→工場出荷状態に初期化。
- 再設定は「SSID分離/5GHz固定/パスワード」を最優先。
【STEP3】障害・混雑を見極める(待つ/動くの判断)

結論:「夜だけ有線も遅い+複数端末同時に遅い+近隣でも同様」が揃えば回線側(障害/混雑)の可能性大。障害中は大改変を避け、復旧後に再計測→恒常なら回線変更を検討。
📌 3-1 クイック判定チェック
- 夜(21–24時)に有線も遅い(昼は速い)
- Wi-Fi/有線・複数端末で同時に遅い/切れる
- 同じ建物・近隣・SNSで同様の報告がある
上記が2つ以上当てはまれば回線側が濃厚。宅内設定をいじり倒すより、まずは情報確認→待機運用が合理的です。
📌 3-2 障害情報の確認ルート
- 公式の障害・メンテ情報(J:COMサポート)
- SNS/Xで「J:COM 障害」「J:COM 遅い」と検索(地域名も併記)
- 自分のログ(STEP1の記録テンプレ):昼/夜の差と有線/無線の差を確認
やらない方がいいこと:短時間の再起動ループ/大幅な設定変更/連続速度テストの乱発(帯域を食い誤診の元)。
📌 3-3 障害中の“正解ムーブ”
- 情報把握:公式・SNSで状況と復旧目安を確認(スクショ保存)。
- 省帯域で凌ぐ:有線に切替/動画は画質を落とす/会議は音声優先。
- 家庭内の重要端末に優先枠:ルーターのQoSで会議端末を最優先。
- 復旧後に再計測:有線/5GHz/2.4GHzで各3回→ログ更新。
📌 3-4 “恒常的”なら回線変更を検討
- 判定条件:週2回以上・2週間以上・夜に顕著・有線も落ちる。
- 宅内要因は除外済み(STEP2の置き方/5GHz/ギガ化/メッシュを実施)。
- 次の一手:まずはJ:COM光へ切替で底上げ→スマホ割/工事条件で他社も比較。
📌 3-5 連絡テンプレ(そのまま使える)
下記をコピペすると、原因特定と対応が早くなります。
【契約情報】エリア:〇〇市〇〇/プラン:〇〇 【症状】夜(21–24時)に有線/無線とも速度低下。Zoom途切れ・動画停止あり。 【実測】昼:有線 〇Mbps/夜:有線 △Mbps(Wi-Fiはさらに低下) 【端末】PC2台/スマホ3台/TV1台。宅内対策(置き方/5GHz固定/LANギガ化/再起動/ファーム更新)済み。 【近隣状況】SNSで同様の報告を複数確認。 【要望】障害/混雑状況と復旧見込み、個別回線の技術的確認(信号レベル・SNR・エラーカウント)を希望。
マリ毎晩オンライン会議が落ちる…もう仕事に支障。
ジュン今夜は有線+画質低で凌ぎ、復旧後に再計測。恒常なら回線レイヤー変更(STEP4)へ。
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【STEP4】回線比較と決め方(J:COM光 / NURO / au / ドコモ / ソフトバンク / 楽天)

最短の決め方:「夜だけ有線も遅い=混雑/障害の気配 → J:COM光で底上げを第一候補。スマホ割や提供状況でNURO/au/ドコモ/ソフトバンク/楽天を比較。工事・違約金・開通待ちの3要素を必ず確認。
📌 4-1 まずは「J:COM光」で底上げ(環境を活かす)
- 同一ブランド内で移行できるため、手続き・サポート・帳票がシンプル。
- キャンペーンで工事費減免・特典が出やすく、総費用が読みやすい。
- 宅内配線・機器流用の相性が良く、「夜だけ遅い」改善の第一候補になりやすい。
要チェック:住居(集合/戸建)、配線方式、工事可否、開通日程。時間帯混雑の解消はエリア条件にも左右されます。


📌 4-2 他社の「方向性」早見表(まずは性格で絞る)
| 回線 | 強み(ざっくり) | 向いてる人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| J:COM光 | 同一ブランド内移行で手続き容易/特典出やすい | 今の環境を活かして夜間の底上げを狙う | エリア/設備条件で効果に差。工事日程は要確認 |
| NURO光 | 速度特化・低遅延志向 | ゲーミング/4K配信など速度重視 | 提供エリアが限られる/開通に時間がかかる場合 |
| auひかり | エリアによっては混雑に強い独自網 | 安定志向・KDDI系でまとめたい | 東海/関西の戸建て提供が限定的なケースあり |
| ドコモ光 | プロバイダ選択肢が多い/ドコモスマホ割 | 家族でドコモ/プロバイダでチューニングしたい | 混雑はプロバイダ品質に依存 |
| ソフトバンク光 | スマホ割の還元が分かりやすい | ソフバン/ワイモバで通信費を最適化 | 夜間の混雑影響は地域差が出やすい |
| 楽天ひかり | コスト重視/楽天経済圏と相性 | ライト〜中量利用/料金を抑えたい | 混雑耐性は地域差あり。速度期待は控えめに |
📌 4-3 具体比較の観点(ここだけ見ればOK)
- ① 提供可否・工事可否:住所検索→「提供可」「工事可能な配線方式」「開通までの目安」。
- ② 速度/遅延の期待値:実測は地域差。夜間帯のレビューや家の配線条件を重視。
- ③ スマホ割:家族の回線含めて総額で最適解を出す(1回線より世帯合算)。
- ④ 初期費用:工事費・事務手数料・開通までのモデム/ルーター費用。
- ⑤ 違約金/撤去費:現回線の縛り・撤去費の有無、乗り換え特典の相殺有無。
- ⑥ レンタル機器:IPv6対応/メッシュ可否/有線ポートGbE数。
📌 4-4 判断フロー(手順→判定→次の一手)
- 夜だけ有線も遅い(STEP1〜3で確認済み)? → YES
- J:COM光が提供可? → YESなら第一候補に。工事費/開通日を確認。
- スマホ割を加味して他社と総額を比較(12〜24ヶ月視点)。
- 開通待ちが長い場合はモバイル回線の一時併用も検討(テザ/ホーム5G等)。
- 最終決定:費用×安定×開通時期のバランスが最良の回線。
📌 4-5 乗り換え実務(段取りテンプレ)
【1】提供判定:住所でJ:COM光/他社の提供可否・工事方式・開通目安を確認 【2】総額試算:スマホ割・工事費・違約金相殺・特典を反映(12〜24ヶ月) 【3】書類準備:本人確認・支払い・現回線の契約情報 【4】開通日調整:仕事/学校のイベントと被らない日程に 【5】現回線の解約:開通後に切替(ダウンタイム回避) 【6】宅内最適化:ルーター設置・5GHz固定・LANギガ統一・メッシュ配置
マリNUROとauひかり、どっちが速い?
ジュン家と地域で答えが変わります。開通可否・工事方式・夜間の実測レビューの3点を優先。提供外なら検討時間はゼロです。
📌 4-6 迷ったらこの3択(編集部の現実解)
- J:COM→J:COM光:最小工数で夜の底上げを狙う。
- NURO光:対応エリア×開通待ちを許容でき、速度を最重視する人。
- au/ドコモ/ソフトバンク光:スマホ割込みで世帯総額が下がる人。
📌 4-7 よくある落とし穴(後戻りしないために)
- 工事不可/長期延期:住所で最初に確認。集合住宅の管理規約にも注意。
- 違約金の見落とし:撤去費や端末返却の期日も含めて計算。
- Wi-Fiだけの期待:回線が変わっても、宅内無線(置き方/5GHz/メッシュ)をやらないと体感は伸びない。
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【STEP5】さらに速く:IPv6・QoS・LAN統一・自動運用

伸び代の詰め方:「IPv6有効化→Wi-Fi 6機能の正しいオン→QoSで会議/ゲーム優先→LANのギガ統一→放熱と自動再起動」。1手→再計測→記録で効果を見える化。
📌 5-1 IPv6接続を活用する
- ルーター管理画面でIPv6(IPv6パススルー / IPoE等)を有効化。
- PC/スマホ側もIPv6が有効か確認(ネットワーク設定)。
- 検証法:昼/夜それぞれ3回ずつ計測→IPv4/IPv6で比較。
注意:全サイトがIPv6対応ではないため、必ず有線/5GHz/2.4GHzの全パターンで再計測。
📌 5-2 Wi-Fi 6/6Eの“正しいオン”
- OFDMA / MU-MIMO:多数端末の同時通信を効率化。オン推奨。
- バンドステアリング:不安定な家はオフ→SSID分離+5GHz固定に切替。
- チャネル幅:まずは80MHz。160MHzはDFS/干渉に注意(速度↑/安定↓の可能性)。
- 暗号化:WPA3優先、古端末はWPA2併用(WPA/WEPはNG)。
📌 5-3 QoS(通信優先度)で“仕事/学習”を落とさない
- 会議(Zoom/Meet/Teams)やゲーム機を最優先に設定。
- テレビ/レコーダー/大容量DLは低優先に。
- 帯域上限(レートリミット)を設定できる機種は、バックアップ/クラウド同期を抑制。
📌 5-4 LAN配線の“ボトルネック撲滅”(再確認)
| 項目 | 推奨 | ポイント |
|---|---|---|
| LANケーブル | Cat6以上(推奨6A) | 長距離は品質ケーブル、強曲げ/巻き過ぎNG |
| スイッチングハブ | 1000BASE-T(全ポート) | 100Mbps混在は上限を潰す |
| バックホール | メッシュ有線接続 | ノード間は有線で“干渉ゼロ”の幹線に |
📌 5-5 熱対策と“自動再起動”運用
- 放熱:直射日光/密閉棚NG。吸気/排気スペース確保。
- 再起動スケジュール:深夜に週1〜数回。ログと体感で頻度を決める。
- ファーム更新:不安定時は更新→改善なければ初期化→再設定。
📌 5-6ミニFAQ(この章の要点)
- Q. IPv6にすると必ず速くなりますか?
A. 必ずではありません。昼/夜×各3回の実測でIPv4/IPv6を比較して判断。 - Q. 160MHzは常にオン?
A. まず80MHzで安定確認→効果を見て160MHzを試験。 - Q. 再起動の頻度は?
A. 深夜に週1〜数回の自動再起動で安定する例が多め。
📌 5-7 検証テンプレ(コピーして使える)
【変更】IPv6 有効(ON)/バンドステアリング OFF → SSID分離/QoS 会議端末 最優先 【計測(昼)】有線:◯Mbps / 5GHz:◯Mbps / 2.4GHz:◯Mbps / Ping:◯ms 【計測(夜)】有線:◯Mbps / 5GHz:◯Mbps / 2.4GHz:◯Mbps / Ping:◯ms 【所感】会議の音切れ減少/動画のバッファ回数↓ 【次の一手】160MHz試験(夜のみ)/メッシュ有線化
マリ設定を色々触って逆に遅くなった…元に戻せない。
ジュン1手=1変更→再計測→記録が鉄則。悪化したら直前の1手を戻す。迷ったら初期化→基本3点(SSID分離/5GHz固定/LANギガ)に戻す。
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【事例】計測→原因特定→改善までの3ケース

実測ログで「どこが詰まっているか」を見抜けば、対処は迷いません。ここでは実測→判定→次の一手の流れを3パターンで示します。表はコピペ編集OKです。
ケースA:夜だけ極端に遅い(集合住宅)
| 状況 | 計測(昼/夜) | 判定 | 対処 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 21–23時に動画が止まる。会議も音切れ | 昼:有線 120Mbps / 5GHz 100Mbps 夜:有線 10〜15Mbps / 5GHz 8〜12Mbps | 回線レイヤーの混雑(有線も落ちる) | 障害情報の確認→恒常混雑の傾向。 J:COM光へ移行(工事日程/費用確認) | 夜:有線 70〜100Mbps / 5GHz 50〜80Mbpsに回復 |
ポイント:「夜だけ」「有線も遅い」がそろったら宅内ではなく回線側。まずは同一ブランド内(J:COM→J:COM光)で底上げを狙うと段取りが簡単。
ケースB:部屋によって極端(RC造/部屋数多め)
| 状況 | 計測(部屋別) | 判定 | 対処 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| リビングは快適だが、書斎/2階で遅い | リビング:5GHz 150Mbps 書斎:5GHz 5〜12Mbps(2.4GHzは到達するが遅い) | 壁・距離・干渉による減衰(宅内無線がボトルネック) | メッシュWi-Fiを2ノード追加し、 バックホールは有線(可能なら)/主要端末は5GHz固定 | 全室 40〜150Mbpsで安定。会議の音切れ消失 |
ポイント:出力上げより「面で覆う」発想。ノード間を有線でつなげると干渉の影響を受けにくく安定。
ケースC:常時イマイチ(旧式ルーター+混在LAN)
| 状況 | 計測(Wi-Fi/有線) | 判定 | 対処 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 昼夜問わず体感が重い。ファイルDLや会議が不安定 | Wi-Fi:8〜20Mbps / 有線:80〜95Mbps (ハブに100Mbps機器混在、ルーターはWi-Fi 4) | 機器世代差+LANボトルネック | Wi-Fi 6ルーターに更新、Cat6A+ギガビットハブで統一。 SSID分離/5GHz固定/QoSで会議端末を最優先 | Wi-Fiでも 60〜150Mbpsに改善。会議安定 |
📎 コピペ用:計測→判定メモ
【日付/時間】2025-10-01 21:00 【接続】有線 / 5GHz / 2.4GHz 【実測】下り ◯Mbps / 上り ◯Mbps / Ping ◯ms 【判定】例:夜のみ有線も遅い=回線レイヤー 【次の一手】例:J:COM光の提供可否→開通日調整→宅内は5GHz固定+GbE統一
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よくある質問(FAQ)

Q. 夜だけ遅いのは回線のせい?
A. 有線も同じ時間帯に遅くなるなら回線レイヤーの可能性が高いです。まずは障害/メンテの情報を確認し、恒常的ならJ:COM光や他社光への移行を検討しましょう(回線比較へ)。
Q. LANケーブルは何を買えばいい?
A. Cat6以上(推奨6A)で統一。スイッチングハブは1000BASE-T対応を選び、100Mbps機器の混在を避けると上限が揃い、体感が安定します。
Q. IPv6にすれば必ず速くなる?
A. 必ずではありません。混雑回避で効くケースがあるため、昼/夜×3回の再計測でIPv4/IPv6を比較して効果を判断してください(STEP5)。
Q. メッシュWi-Fiと中継機、どっちが正解?
A. 広い/壁が厚い/階層が分かれる家はメッシュが安定。単点の電波延長だけなら中継機でも可。ノード間は可能なら有線バックホールがベスト。
Q. 再起動はどれくらいの頻度?
A. 機種と環境次第ですが、深夜の週1〜数回の自動再起動で安定する例が多め。1手=1変更→再計測→記録の運用で最適化を。
Q. 障害中は何をすべき?
A. 公式/SNSで状況を確認し、復旧予定を把握。設定の大改変は避け、有線化・画質を落とす・会議は音声優先で凌ぎ、復旧後に再計測して恒常性を判定。
Q. 5GHzと2.4GHzの使い分けは?
A. 近距離・高速度は5GHz、遠距離・壁越しは2.4GHz。主要端末は5GHz固定、IoTや古端末は2.4GHzへ。
Q. 160MHz(Wi-Fi 6/6E)はオンにする?
A. 近距離ピークは伸びますが、DFS/干渉で不安定になる家も。まずは80MHzで安定→効果検証のうえ160MHz試験が安全。
Q. 速度は出ているのに会議がカクつくのは?
A. Ping/ジッタ(遅延・揺らぎ)悪化が原因のことがあります。会議端末を有線に、ルーターでQoS最優先設定を。
Q. 乗り換えのタイミングは?
A. 開通日確定→開通後に現回線を解約が基本。ダウンタイムを避け、違約金/撤去費と特典の相殺を計算してから決定。
▶ まとめ:あなたの最短ルート | ▶ 速度ログのコピペテンプレ
📢 まとめ:あなたの最短ルートはこれ

| 症状 | まずやる | 次の一手 | 決め手 |
|---|---|---|---|
| 昼は速い / 夜だけ遅い | 有線/5GHzで再計測 | 障害確認 → 恒常なら回線変更 | J:COM光や他社光で夜間の底上げ |
| 部屋で差が大きい | 設置/干渉/5GHz固定 | メッシュWi-Fi導入(可能なら有線バックホール) | 全室で同等帯域を確保 |
| 常時イマイチ(Wi-Fiのみ) | Wi-Fi 6化/チャネル最適化 | LAN統一(Cat6A+GbE)/ QoS最優先 | 無線でも有線に近づける |


【保存版】速度ログのコピペテンプレ

下の表をコピーして、速度テストのたびに追記してください。1手=1変更→再計測→記録の運用で、原因の切り分けが倍速になります。
| 日付 | 時間帯 | 接続(有線/2.4/5GHz) | 下り(Mbps) | 上り(Mbps) | Ping(ms) | メモ(位置/端末/変更点) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025/10/01 | 21:00 | 5GHz | — | — | — | 例:ルーター高所へ移設 |
| 2025/10/02 | 22:00 | 有線 | — | — | — | 例:Cat6Aへ交換 |
読み解きのヒント:「有線は速い/Wi-Fiだけ遅い」=宅内無線が主因。「両方遅い」=回線/機器/配線側を疑う(回線比較・事例参照)。
【付録A】ルーター比較テンプレ(要件で迷わず選ぶ)

型番よりも要件→配線→運用の順で選ぶと失敗しません。下表はそのまま編集して使えます(★は必須、☆は推奨)。
| 評価軸 | 要件 | チェック | メモ |
|---|---|---|---|
| 無線規格 ★ | Wi-Fi 6 / 6E(11ax)対応 | □ 済 | OFDMA / MU-MIMO 搭載 |
| 周波数運用 ★ | 2.4GHz / 5GHz を別SSIDにできる | □ 済 | バンドステアリング可否も確認 |
| 有線性能 ★ | WAN/LAN 全ポート 1000BASE-T | □ 済 | 2.5G/10Gあれば将来◎ |
| メッシュ ☆ | 同シリーズでメッシュ拡張可 | □ 済 | バックホール有線対応だと安定 |
| セキュリティ ☆ | WPA3 / 自動アップデート | □ 済 | ゲストWi-Fi有 |
| 運用性 ☆ | スマホアプリ管理 / 再起動スケジュール | □ 済 | ログ閲覧・QoSの柔軟性 |
| 冷却/設置 ☆ | 縦置き可・放熱設計 | □ 済 | 壁掛け穴/スタンド有無 |
📎 採点シート(3候補を並べる)
| 項目 | 候補1 | 候補2 | 候補3 |
|---|---|---|---|
| Wi-Fi 6/6E | □ | □ | □ |
| GbE(全ポート) | □ | □ | □ |
| メッシュ/有線BH | □ | □ | □ |
| QoSの柔軟性 | □ | □ | □ |
| アプリ管理 | □ | □ | □ |
| 価格/在庫 | ¥ | ¥ | ¥ |
| 総合(○/△/×) |
使い方:家の構造(木造/RC・階/部屋数)と同時接続台数をメモしてから評価。SSID分離→5GHz固定→LANギガ統一を前提に選ぶと体感が安定します。
【付録B】回線比較テンプレ(J:COM光 / NURO / au / ドコモ / ソフトバンク / 楽天)

提供状況・工事方式・開通時期・スマホ割・初期費用の5点だけで決めれば迷いません。以下をコピペして埋めてください。
| 回線 | 提供/工事方式 | 夜の実測評判 | スマホ割 | 初期費用 | 開通目安 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| J:COM光 | 提供:□ / 方式:□ | ◎/○/△ | — | ¥ | 日 | ○ |
| NURO光 | 提供:□ / 方式:□ | ◎/○/△ | — | ¥ | 日 | ○ |
| auひかり | 提供:□ / 方式:□ | ◎/○/△ | au | ¥ | 日 | ○ |
| ドコモ光 | 提供:□ / 方式:□ | ◎/○/△ | docomo | ¥ | 日 | ○ |
| ソフトバンク光 | 提供:□ / 方式:□ | ◎/○/△ | SoftBank/Y!mobile | ¥ | 日 | ○ |
| 楽天ひかり | 提供:□ / 方式:□ | ◎/○/△ | 楽天モバイル | ¥ | 日 | ○ |
【付録C】サポート連絡テンプレ(コピー用)

数値・状況・対策履歴をまとめて伝えると解決が速くなります。
【契約/設置】住所:〇〇市〇〇/住居:集合(RC)/設置:リビング高所
【症状】夜(21–24時)に有線/無線とも速度低下。会議の音切れ/動画停止
【実測ログ】昼:有線 〇Mbps / 5GHz 〇Mbps/夜:有線 △Mbps / 5GHz △Mbps
【宅内対策】置き方・SSID分離・5GHz固定・LANギガ統一・再起動・ファーム更新実施済み
【近隣状況】SNSで同様の報告(スクショ有)
【要望】障害/混雑の状況、個別回線の信号/エラーカウント確認、改善見込み
【付録D】用語ミニ辞典

- Ping(遅延):応答の速さ(ms)。会議/ゲームは数値が小さいほど安定。
- ジッタ:遅延の揺らぎ。大きいと音切れ/カクつきの原因。
- OFDMA / MU-MIMO:Wi-Fi 6の同時通信を効率化する技術。
- メッシュWi-Fi:複数ノードで家全体を「面」でカバーする方式。
- バックホール:ノード間の中継回線。有線接続だと安定。
- GbE(ギガビットEthernet):1Gbpsの有線LAN規格。100Mbps混在は頭打ち。
構造化データ(HowTo:測定→改善)
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